「将来のためにお金を準備したいけれど、何から始めればいいのかわからない」
「資産形成と貯金は何が違うの?」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
資産形成とは、貯金や投資などを活用しながら、将来に向けて少しずつ資産を作っていくことです。
短期間で大きな利益を狙うものではなく、長い時間をかけて継続していくことが基本になります。
私自身も、2020年につみたてNISAを利用して投資を始めました。現在はインデックス投資を中心にしながら、高配当株も組み合わせて資産形成を続けています。
この記事では、資産形成の意味や必要性、初心者が意識したい基本的な考え方について、できるだけわかりやすく解説します。
資産形成とは
資産形成とは、将来の生活や目標に備えて、貯金や投資を活用しながら資産を増やしていくことです。
資産には、現金や預貯金だけでなく、株式、投資信託、債券、不動産なども含まれます。
資産形成と聞くと、株式投資で大きく利益を出すことを想像するかもしれません。
しかし、資産形成で大切なのは、短期間でお金を増やすことではありません。
毎月の収入から無理のない金額を貯蓄や投資に回し、長期間継続することが基本です。
資産形成は、一度に大きなお金を用意できる人だけが行うものではありません。
少額でも早めに始め、長く続けることで、将来の選択肢を増やしやすくなります。
なぜ資産形成が必要なのか
資産形成が必要とされる理由の一つは、将来必要になるお金を、給与や公的年金だけですべて準備できるとは限らないからです。
人生では、さまざまな場面でまとまったお金が必要になります。
例えば、以下のような支出が考えられます。
・住宅の購入や修繕費
・子どもの教育費
・病気やけがに備えるためのお金
・退職後の生活費
・旅行や趣味に使うお金
必要になる金額や時期は、人によって異なります。
そのため、まずは自分が何のために資産形成をするのかを考えることが大切です。
私の場合は、老後資金をインデックス投資で準備しながら、高配当株から得られる配当金で現在のキャッシュフローも少しずつ増やしたいと考えています。
最終的な目標は、インデックス投資の取り崩しと配当金を合わせて、老後に月20万円の収入を作ることです。
資産形成と貯金の違い
貯金と資産形成は、同じ意味ではありません。
貯金は、銀行口座などにお金を預けて保管することです。
必要なときに引き出しやすく、預けた金額が大きく変動しにくい点がメリットです。
一方、資産形成では、貯金に加えて投資も活用します。
投資信託や株式などは、保有している間に価格が上がる可能性がある一方で、値下がりする可能性もあります。
それぞれの特徴を簡単にまとめると、次のようになります。
貯金の特徴
・必要なときに使いやすい
・元本が大きく変動しにくい
・急な出費への備えに向いている
・大きな増加は期待しにくい
投資の特徴
・長期的に資産が増える可能性がある
・価格が下落することもある
・元本が保証されているわけではない
・短期間で使う予定のお金には向いていない
資産形成では、貯金か投資のどちらか一方だけを選ぶ必要はありません。
近いうちに使うお金や緊急時に必要なお金は貯金で持ち、当面使う予定のない余剰資金を投資に回すという使い分けが大切です。
資産形成を始める前に生活防衛資金を準備する
投資を始める前に、まず生活防衛資金を準備しておくことが重要です。
生活防衛資金とは、病気やけが、失業、急な出費などに備えて、すぐに使える状態で確保しておくお金です。
生活に必要なお金まで投資してしまうと、相場が下落したときに資産を売却しなければならない可能性があります。
投資信託や株式の価格は、必要なタイミングで上がっているとは限りません。
生活費や近いうちに使う予定のお金は、普通預金などで確保しておく方が安心です。
必要な生活防衛資金の金額は、家族構成、雇用形態、毎月の生活費などによって異なります。
一般的な金額だけで判断するのではなく、自分が安心して生活を続けられる金額を考えましょう。
資産形成の基本は長期・積立・分散
初心者が資産形成を始めるときに意識したいのが、長期・積立・分散という3つの考え方です。
長期投資
長期投資とは、短期間の値動きに振り回されず、長い期間にわたって資産を保有する考え方です。
株式市場は、短期的には大きく上がったり下がったりします。
しかし、将来の価格を正確に予測し、常に最適なタイミングで売買することは簡単ではありません。
そのため、短期的な値動きで何度も売買するのではなく、長く保有できる商品を選び、時間をかけて運用する方法が初心者には取り組みやすいと考えています。
積立投資
積立投資とは、毎月など一定の間隔で、決めた金額を継続して投資する方法です。
相場が上がっているときも下がっているときも購入を続けるため、購入時期を一度に集中させずに済みます。
毎回投資のタイミングを判断する必要がないこともメリットです。
私も、老後資金を作るためのインデックス投資では、毎月の積立を中心にしています。
分散投資
分散投資とは、一つの国、企業、業種、金融商品などに投資先を集中させない考え方です。
特定の銘柄だけに投資していると、その企業の業績が悪化した際に資産全体が大きな影響を受ける可能性があります。
複数の投資先に分けることで、一部の資産が値下がりした場合の影響を抑えやすくなります。
私自身も、インデックス投資ではS&P500やオールカントリーを活用し、高配当株では特定の業種や銘柄に偏りすぎないことを意識しています。
初心者が利用しやすいインデックス投資
これから資産形成を始める方にとって、選択肢の一つになるのがインデックス投資です。
インデックス投資とは、日経平均やS&P500といった株価指数(インデックス)に連動することを目指す投資方法です。
一つの商品を購入するだけで、複数の企業に分散投資できるものもあります。
インデックス投資には、次のような特徴があります。
・少額から始めやすい
・幅広い企業に分散できる
・積立設定を利用できる
・個別企業を一社ずつ分析する必要がない
・長期投資と組み合わせやすい
一方で、インデックス投資も元本が保証されているわけではありません。
相場によっては、評価額が大きく下落することもあります。
価格が下がったときにも積立を続けられるよう、無理のない金額で始めることが大切です。
新NISAを活用する
資産形成を始める場合は、新NISAの活用も検討したいところです。
通常、投資によって得られた利益や配当金には税金がかかります。
新NISAでは、制度の対象となる金融商品から得られた利益を、一定の条件のもとで非課税にできます。
新NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠があります。
私の場合は、つみたて投資枠でS&P500、成長投資枠でオールカントリーに投資しています。
ただし、どの商品が合うかは、投資目的やリスク許容度によって異なります。
人気があるという理由だけで選ぶのではなく、商品の特徴や投資先を確認したうえで判断することが重要です。
高配当株という選択肢もある
資産形成には、インデックス投資以外にもさまざまな方法があります。
その一つが、高配当株への投資です。
高配当株とは、株価に対して比較的高い配当金を出している企業の株式を指します。
保有していることで配当金を受け取れるため、定期的なキャッシュフローを作りやすい点が特徴です。
私も、現在のキャッシュフローを良くする目的で、日本高配当株を取り入れています。
ただし、配当金は必ず支払われるものではありません。
企業の業績や経営方針によっては、減配や無配になる可能性があります。
そのため、配当利回りの高さだけで選ぶのではなく、業績、財務状況、配当方針なども確認する必要があります。
初心者の場合は、最初から多くの個別株を購入するよりも、まずインデックス投資で資産形成の基本を学びながら、少しずつ高配当株について勉強する方法もあります。
資産形成は目的に合わせて考える
資産形成には、すべての人に共通する正解があるわけではありません。
何のためにお金を準備するのかによって、選ぶ方法は変わります。
例えば、数年後に使う予定のお金を、値動きの大きい株式にすべて投資するのは適切ではないかもしれません。
一方で、20年後や30年後の老後資金であれば、長期的な運用を考えやすくなります。
資産形成を始める前に、次の内容を整理してみましょう。
・何のためにお金を準備するのか
・いつまでに必要なのか
・どのくらいの金額が必要なのか
・毎月いくらなら無理なく続けられるのか
・どの程度の値下がりまで耐えられるのか
目的が明確になると、貯金と投資の配分や、選ぶ金融商品を考えやすくなります。
初心者が資産形成で注意したいこと
資産形成を続けるためには、利益を増やすことだけでなく、大きな失敗を避けることも重要です。
生活資金まで投資しない
投資は余剰資金で行うことが基本です。
近いうちに使う予定のお金まで投資すると、相場が下落したときに売却せざるを得なくなる可能性があります。
最近では「NISA貧乏」という言葉をよく耳にします。NISA貧乏とは非課税投資枠を埋めようと焦るあまり、日々の生活費や趣味、交際費を極限まで切り詰め、手元の現金が足りなくなって生活が苦しくなる状態を指す造語です。無理のない範囲で継続できる金額を設定しましょう。
短期間で大きな利益を求めすぎない
「すぐに資産を増やしたい」と考えると、値動きの激しい商品や、仕組みを十分に理解していない投資に手を出してしまうことがあります。
資産形成は長期間かけて行うものと考え、無理のない範囲で続けることが大切です。
SNSの情報だけで投資先を決めない
SNSや動画には、投資に関するさまざまな情報があります。
参考になる情報もありますが、そのまま信用して投資するのは危険です。
金融商品の公式情報や企業のIR資料なども確認し、自分で理解してから判断する必要があります。
手数料を確認する
投資信託やETFには、購入時や保有中、売却時などに手数料がかかる場合があります。
長期間保有する場合、わずかな手数料の差が運用結果に影響することもあります。
商品を選ぶときは、投資先だけでなく、どのような費用がかかるのか手数料の相場はどのくらいかも確認しましょう。
資産形成を始める基本的な流れ
初心者が資産形成を始める場合は、次の流れで考えると整理しやすくなります。
1.毎月の収支を確認する
まずは、毎月どのくらいの収入と支出があるかを確認します。
何にいくら使っているかを把握することで、無理なく貯金や投資に回せる金額が見えてきます。
2.生活防衛資金を準備する
急な出費に備えて、すぐに使える現金を確保します。
生活防衛資金まで投資に回さないようにしましょう。
3.資産形成の目的を決める
老後資金、教育費、住宅購入など、何のために資産形成をするのかを考えます。
目的と必要になる時期によって、選ぶ方法も変わります。
4.無理のない金額を決める
生活に支障が出ない範囲で、毎月積み立てられる金額を決めます。
最初から大きな金額を投資する必要はありません。
5.金融商品について理解する
投資信託、ETF、個別株など、それぞれの特徴やリスクを確認します。
よくわからないまま投資するのではなく、自分で説明できる商品を選ぶことが大切です。
6.少額から始めて継続する
最初は少額から始め、値動きに慣れながら継続します。
実際に投資を始めると、自分がどの程度の値下がりに不安を感じるかもわかってきます。
私が資産形成で大切にしていること
私が資産形成で大切にしていることは、長期保有と分散投資です。
短期的に大きな利益を狙うのではなく、無理なく長く続けられる投資を重視しています。
また、一つの商品や一つの銘柄に集中しすぎないよう、分散することも意識しています。
老後資金については、S&P500やオールカントリーなどのインデックス投資を中心に準備しています。
一方、高配当株は、現在のキャッシュフローを少しずつ増やす目的で取り入れています。
どちらか一方に全額を投資するのではなく、それぞれの特徴を理解し、目的に合わせて組み合わせる方針です。
まとめ
資産形成とは、貯金や投資を活用しながら、将来に向けて少しずつ資産を作っていくことです。
初心者が資産形成を始めるときは、次のポイントを意識しましょう。
・資産形成の目的を明確にする
・生活防衛資金を準備する
・投資は余剰資金で行う
・長期、積立、分散を意識する
・無理のない金額から始める
・商品の仕組みやリスクを理解する
・短期間で大きな利益を求めすぎない
資産形成は、短期間で結果を出すことよりも、無理なく継続することが大切です。
最初から完璧な投資方法を選ぶ必要はありません。
まずは家計や将来の目標を整理し、自分が理解できる方法で少額から始めてみましょう。
私自身も、インデックス投資を中心に、高配当株を組み合わせながら資産形成を続けています。
このブログでは、今後も新NISA、インデックス投資、高配当株などについて、実体験を交えながらわかりやすく発信していきます。
※本記事は、特定の金融商品や投資手法を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


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