インデックス投資とは?初心者に向いている理由とメリット・デメリット

インデックス投資

「インデックス投資とは、どのような投資方法なの?」

「投資初心者でも始めやすい?」

「メリットだけでなく、デメリットも知っておきたい」

このように考えている方も多いのではないでしょうか。

インデックス投資とは、S&P500や日経平均株価など、特定の指数と同じような値動きを目指す投資方法です。(※指数とは、株式市場全体の値動きを数字で表した目安です。)

一つの投資信託を購入するだけで、多くの企業へまとめて投資できる商品もあります。
(※投資信託とは、多くの投資家から集めたお金をまとめて、運用会社が株式などに投資する商品です。)

個別企業を一社ずつ詳しく分析する必要が少なく、自動積立も利用しやすいため、長期的な資産形成を考えている初心者にも取り入れやすい方法です。

私自身も、2020年につみたてNISAでインデックス投資を始めました。

現在は、老後資金を準備する目的で、S&P500やオールカントリーに連動する投資信託を保有しています。

この記事では、インデックス投資の仕組みやメリット・デメリット、初心者が始めるときの注意点をわかりやすく解説します。

インデックス投資とは

インデックス投資とは、特定の指数に連動する投資信託を購入する方法です。

指数とは、株式市場全体や特定の企業グループの値動きを表す目安のことです。

代表的な指数には、次のようなものがあります。

・S&P500
・日経平均株価
・TOPIX
・NASDAQ100
・全世界株式指数

例えば、S&P500は米国を代表する企業で構成される指数です。

S&P500に連動する投資信託を購入すると、自分で何百社もの株を一社ずつ買わなくても、米国の多くの企業へまとめて投資できます。

インデックス投資は、短期間で大きな利益を狙うというより、長い期間をかけて市場全体の成長を取り込む考え方です。

インデックスファンドと投資信託の違い

インデックスファンドと投資信託は、まったく別の商品ではありません。

投資信託とは、多くの投資家から集めたお金を、運用会社が株式や債券などに投資する金融商品です。

その投資信託の運用方法の一つが、インデックスファンドです。

投資信託は、大きく次の2つに分けられます。

インデックスファンド

特定の指数と同じような運用成果を目指します。

市場全体に広く投資する商品が多く、運用コストも比較的低い傾向があります。

アクティブファンド

運用担当者が企業を選び、指数を上回る成果を目指します。

企業調査や売買を積極的に行うため、インデックスファンドより信託報酬が高くなる場合があります。
(※信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかる管理費用です。)

初心者が最初に選びやすいのは、仕組みが比較的シンプルなインデックスファンドです。

インデックス投資が初心者に向いている理由

一つの商品で分散投資できる

インデックスファンドの中には、一つの商品だけで数百社、数千社へ投資できるものがあります。

一社の株だけを購入すると、その企業の業績が悪化したときに大きな影響を受けます。

一方、複数の企業へ分散しておけば、一社の不調が資産全体に与える影響を抑えやすくなります。

ただし、分散していても損失が完全になくなるわけではありません。

市場全体が下落すれば、インデックスファンドの価格も下がります。

企業分析の負担が少ない

個別株へ投資する場合は、売上、利益、財務状況、将来性などを確認する必要があります。

インデックス投資では、市場全体や特定の指数へ投資するため、一社ずつ詳しく調べる負担を減らせます。

仕事や家事で忙しく、投資に多くの時間を使えない方にも続けやすい方法です。

少額から始められる

投資信託は、金融機関によっては少額から購入できます。

最初から大きな資金を用意する必要がなく、家計に無理のない範囲で始められます。

投資を始めたばかりの頃は、値下がりすると想像以上に不安になるものです。

私もつみたてNISAを始めた頃は、毎日のように株価を確認し、下がるたびに落胆していました。

もちろん、何度画面を開いても、私の期待に気づいて株価が上がってくれることはありませんでした。

最初は少額から始め、自分がどの程度の値動きなら耐えられるか確認することも大切です。

自動積立を利用できる

多くの投資信託では、毎月決めた金額を自動で購入できます。

一度設定すれば、毎回購入するタイミングを考える必要がありません。

相場が上がっているときも下がっているときも、決めた金額を継続して投資できます。

投資を習慣化しやすいことも、初心者に向いている理由です。

インデックス投資のメリット

運用コストが比較的低い

インデックスファンドは、指数への連動を目指す仕組みのため、アクティブファンドより信託報酬が低い商品が多い傾向があります。

信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかる費用です。

わずかな差に見えても、長期間保有すると運用結果に影響することがあります。

同じ指数に連動する商品を比較するときは、信託報酬も確認しましょう。

長期投資と相性が良い

インデックス投資は、短期的な値動きを予想して売買するより、長期的に保有する方法と相性が良いです。

投資によって得た利益や配当を再投資すると、その利益も次の利益を生む可能性があります。

これを複利効果と呼びます。
(※複利効果とは、運用で得た利益を再び投資し、その利益にもさらに利益がつく仕組みです。)

ただし、毎年一定の割合で増えるわけではありません。

価格が下がる年もあるため、数年ではなく長い期間で考えることが重要です。

投資にかかる時間を減らせる

個別株では、購入後も決算や業績を確認する必要があります。

インデックス投資は、積立設定を行えば、頻繁に売買する必要がありません。

投資だけに時間を使わず、本業や生活を大切にしながら資産形成を続けやすい点もメリットです。

インデックス投資のデメリット

元本保証ではない

インデックス投資は、預貯金とは異なり元本が保証されていません。

株式市場が下落すれば、投資した金額より評価額が少なくなる可能性があります。

特に、数年以内に使う予定のお金を投資すると、必要な時期に値下がりしていることもあります。

生活費や近いうちに使うお金は、現金で確保しておきましょう。

短期間で大きな利益を狙いにくい

インデックス投資は、対象となる指数に近い成果を目指す方法です。

短期間で株価が何倍にもなる企業を狙う投資とは異なります。

大きな利益を早く得たい方には、物足りなく感じるかもしれません。

一方で、長期間かけて少しずつ資産を育てたい方には取り入れやすい方法です。

市場全体が下がると影響を受ける

多くの企業へ分散していても、株式市場全体が下がれば評価額も下がります。

分散投資は、一社に集中するリスクを減らす方法であり、損失を完全に防ぐものではありません。

下落時に慌てて売却しないよう、最初から無理のない金額で投資することが大切です。

商品選びで迷いやすい

インデックスファンドには、日本株、米国株、全世界株、先進国株、債券など、さまざまな商品があります。

同じ指数に連動する商品が複数あることもあります。

選ぶ際は、次の点を確認しましょう。

・どの国や地域へ投資するか
・信託報酬はいくらか
・純資産総額は安定しているか
・分配金の方針はどうなっているか

人気だけで決めず、自分がどこへ投資するのか理解することが大切です。

初心者がインデックス投資を始める流れ

1.投資の目的を決める

老後資金、教育費、住宅購入など、何のために投資するのかを考えます。

使う時期が近いお金は、投資より現金で持っておく方が安心です。

2.生活防衛資金を準備する

病気や失業、急な出費に備える現金を確保します。

投資枠を使い切ることより、生活を安定させることを優先しましょう。

3.投資する商品を選ぶ

米国株式、全世界株式、日本株式など、自分が投資したい地域を決めます。

そのうえで、信託報酬や純資産総額を比較します。

4.無理のない金額で積み立てる

生活費を圧迫しない金額を設定します。

私も以前は投資額を増やすことを意識していましたが、現在は生活防衛資金を多めに確保するため、月5万円の積立を続けています。

大切なのは、短期間で多く投資することより、長く継続することです。

まとめ

インデックス投資とは、S&P500や日経平均株価など、特定の指数に連動する成果を目指す投資方法です。

初心者にも取り入れやすい理由は、次の通りです。

・一つの商品で分散投資しやすい
・企業分析の負担が少ない
・少額から始められる
・自動積立を利用できる
・長期投資と相性が良い

一方で、元本保証ではなく、市場全体が下落すると評価額も下がります。

インデックス投資だから必ず資産が増えるわけではありません。

生活防衛資金を確保し、投資する地域や手数料を理解したうえで、無理のない金額から始めることが大切です。

短期的な値動きに振り回されず、自分の生活や目標に合わせて長く続けていきましょう。

※本記事は、特定の金融商品や投資方法を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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